カオスな日々10

(1999.4.1〜6.30)

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6月へ

続いています。

1999年
4.1
(木)
昨晩、Windows機を2時迄いじらせて貰っていて今日は少し寝不足気味。
「展示用に、」と思い持ってきた作品が売れてしまった。明日からメインに展示する物がなくなってしまった。困った、困った。あの作品は、今年中は各地で展示しようと、思っていた作品だったのでそれも出来なくなった。再び作る時間は今年は無いな。夜、小倉在住の知人(知人とお呼びするにはおそれおおいが)のお見舞いに行く。思ったよりお元気そうなので安心する。東京での再会を約束する。ホテルに帰ると、ドアー・キーの故障で部屋替えになる。前より広い部屋になった。ラッキー。 メール来信。リンクの挨拶メールだった。もちろん大歓迎。旅先なので、簡単な返信をする。マッサージにかかり寝る。
来館者5315名
4.8
(木)
昨日、小倉より帰京。お世話になった皆さん、ありがとうございます。仕事に関しては昨年末より多少好転の兆しが感じられるが、小倉でもそんな感触だった。「良心的な物を作って行く」と云う方針に間違いは無いようだ。
昨日は帰宅してからPCの前に釘付けになっていた。月末を留守にしていたので、統計やらホームページの更新準備などで夜までかかった。リンク承諾の礼メール来信。個人のページのようだが、こちらからもリンクを貼る準備をする。(「リンクを貼る」は「リンクを張る」の方が表現として近い感じがするのだがどうだろう? 本では「貼る」の表現が多いのでこちらを採用しているのだが..。)
久々に近所のマッサージにかかる。こちらの仕事を知っているマッサージ師が、頭のマッサージをしながら「アレッ?随分と頭を使う仕事なんですねぇ」などと云われる。褒められたのかな?背中のコリを取る体操を教わり帰ってくる。仕事中の姿勢が悪いそうだ。
来館者5352名
4.9
(金)
「つまみかんざし教室」開講。20名という比較的多めの人数だったが、器用な方が多く時間通りに終了。外国の方もいらしたが、この方は趣味で日本人形などを作っているらしく呑み込みが早い。大したものだ。
数年間使っていた Netscape Navigator の機能を再発見する。ツール・ボタンにある「検索ボタン」の使い方を今頃になって知る。「どうせ、検索サイトへジャンプするボタンだろう」と思っていたが、そうではなかった。表示している画面の中の「文字」を探す機能だった。へぇ、知らなかった。こんな便利な機能があったなら、テキスト文書で自分の忘れやすい事柄を書き込みデスクトップへでも保存しておけば、オリジナルの辞書・事典が作れる。新しい事柄をドンドン書き込んでも整理する必要が無い。最も、検索機能のあるエディタを使えば同じ事がブラウザを使わずに出来るな。 先日リンク依頼のあったホームページへ、こちらからもリンクを張る(今後は「張る」を採用しよう)。和趣味なページで、着物の12ヶ月なども掲載中だった。つまみ簪でも12ヶ月を題材にしたシリーズがあり、通じる物がある。
グループ展等をしている仲間が、松屋銀座で人形の個展を開催中。先月「銀座の柳染め・かんざし展」をした同じ会場だ。日曜日にでも行ってみよう。
友人が HTML に興味を持っているらしい。「ソフトを使うより、性分に合っているみたい」だそうだ。私が使った入門書を再購入し、多少書き込みをする(執筆が古いので時代的なズレがあるのと、誤植の訂正・自分の経験等)。今度逢う時にお渡ししよう。(Mac 主体に書かれた本なので、Win 派の彼には読みづらいかも知れないが...)
来館者5367名
4.11
(日)
人形の作品展を観に銀座へ行く。生憎の天気だったが人出はまずまずのようだ。来場者の反応も良いようだ。人形は門外漢だが、作者が友人なので毎回楽しみにしている。2月に共同展(そんな言葉あったかな?)をした時と作風が少し変わったかな?今後が楽しみ。
都知事選が終わり、結果はご存知の通り。投票した者として意見はあるが、結果を受け入れるのが民主主義の原則だ。まぁ、ロシアのジリノフスキーだかイジリー岡田だかが大統領になったわけじゃぁ無いので、大騒ぎする事も無いだろう。今後知事が活躍してくれれば良いのだから。それより今回は投票率が少し上がり57%前後だそうだ。前回は50%すれすれだった。有権者の半数が棄権する選挙では民主主義の危機だ。80%前後が理想的だと思うが、今回はまだマシだったようだ(棄権をせずに白紙投票という手もあるのだ)。逆に投票率100%の選挙も危険な体制のような気がする。ともかく棄権をした人間は選挙結果に対して文句をいう資格は無いぞ。
来館者5386名
4.17
(土)
ここ数日、日記を書く気力も無かった。依頼された原稿を考えていて、他の文書を書く余裕が無かったのだ。仲間に依頼された企画書なのだが、この手の物は苦手でなかなか進まない。自分の事や、思った事を適当に綴るのはいいのだが、形式ばった物は駄目だ。何とか字を埋めて送ったが、多分没だろう。依頼者は全て書き直さなければならないだろう。申し訳ない。
「アニメGIF」とは違ったやり方でパラパラ漫画をする方法を思いつき実験してみる。「アニメGIF」より容量は大きくなるが、途中の画像からリンクを張ったり、容量を気にしなければ「JPEG形式」の画像でも使えるハズだった。知人に配ったらMacでは上手くいったのだが、またしてもWinで失敗した。GIF画像を認識しないのだ。何故だ?メールの添付書類で送るとよく起こる問題だ。逆のケースもあり、Winの人に貰った添付書類のJPEG画像が開けず、ブラウザで開いたり、画像ソフトで保存し直したりしてやっと開いた経験がある。
昼間のテレビで面白い番組をやっていた。NHKの人間ドキュメント「笑う家族」-狂言方茂山家-だ。再放送だが初回の放送は見逃していた。狂言師一家の半年を記録したドキュメント。伝統芸能の世界も常に安泰であったわけではなく、戦後まもなくの頃は公演も出来なかった。狂言だけで生活が成り立つようになったのはここ20年くらいの事らしい。困難な時代にこの茂山家では「豆腐主義」なるものを打ち立てた。「豆腐主義」とは、高級料亭から家庭料理まで対応し、「親しみやすく」「味わいがあり」「飽きのこない」物を目指す事らしい。具体的には「学校狂言」と銘打ち、各地を廻って小学生に公演を開いたり、JAZZとのセッションに参加したりの活動を昭和28年から今も続けているそうだ。狂言は能の団体に所属しており、団体から避難されつつも活動は続けている。そのお陰か、テレビを見る限り観衆に若い客が多く見受けられ活気がある。「豆腐主義」正解だったのだろう。能との芸風の違いもあるのだろうが、柔軟な姿勢は立派だ。無論、藝はシッカリと守っている。伝統を伝えるとはこうゆう事だろう。自分の立場と似ている所が多々あり、また依頼された原稿にも通じる箇所があったので魅入ってしまった。見習う所が多い。
来館者5420名
4.20
(火)
スーパー歌舞伎「新・三国志」を観る。スーパー歌舞伎は初めての鑑賞。ベースは歌舞伎だが、唄の無いミュージカルのようだった。京劇俳優も共演し、演出はミュージカルだ。歌舞伎なので俳優は全て男性だし、ミエもきるし、立廻りは歌舞伎と京劇が半々、発声は歌舞伎そのものだし、得意の宙乗りもあるのだが、大がかりな舞台装置や多彩な舞台転換、そして音楽などはミュージカルそのものだった。何とも楽しい舞台だ。だが趣味の問題だろうが、今回のようなラブ・ロマンスの場合は女優の方が気持ちが入り込みやすいと思った。「男を装う女」を女形が演じると、宝塚の男役のように感じてしまう。これは役者の責任ではなく(歌舞伎なので当然の演出だと思う)、あくまで観客の趣味の問題だろう。しかし名門ながら、古典に固執しない猿之助の姿勢は立派だ。幕間におでん屋で山川静夫氏と遭遇する。その他にも仕事の仲間とも会う。最近、芝居を観に行くと誰か知った人によく会う。
来館者5437名
4.24
(土)
昨日メール2通来信。1通はアンケートの回答。京都の学生さんのようだ。もう1通は、熊本の女性からお尋ねのメール。「つまみかんざし」の作り方が載っている本を紹介してほしい、とのこと。わかる範囲での情報をお伝えする。記憶が多少曖昧だったり、古い物だったりで確実に入手出来るかどうかは定かではない。申し訳ない。
来館者5460名
4.26
(月)
月曜日にもかかわらず「つまみかんざし教室」開講。比較的早めに終了した、と云うことは生徒さんが優秀だと云うことだろう。少し勘違いして参加されていた人達もあったが、その事について書くととても長くなるので止めておこう。最近はこの手の勘違いが増えてきた。
来館者5474名
4.30
(金)
連休の合間。月末の感覚が無かったが晦日だったのか。
来館者5508名
5.1
(土)
メーデーも70回目だそうだ。最近は「連休の真ん中にメーデーをするのはイヤだ」との意見があるらしい。将来は日本だけメーデーの日程がずれるのかな?
来館者5512名
5.3
(月)
どうもMac の調子が悪い。ノートン先生によると、「Desktop DF」がどうかしたらしい。「コピーを取って削除しろ」とのアドバイスだが不可視ファイルらしくて検索しても何処にあるのか不明だ。CD から起動して「デスクトップファイルの再構築」と「ディスクの診断・修復」を何度か繰り返し、正常に戻った。半日がかりの作業だった。
来館者5529名
5.4
(火)
連休なのだが、連日仕事をしている。期限が間に合わないのだ。さすがに疲れたので、気分転換に1時間程戦場へむかう。「CCガールズ」には嫌われたが「飯島愛」には好かれたようだ。(分かる人には分かるでしょう)戦利品の一部を街頭募金へ寄付する。明日も仕事。
来館者5534名
5.5
(水)
昨晩からホームページをマイナーチェンジする。簪の画像を軽くし、順路を多少変更し、コメントも少し書き替える。かなり古いコメント等が残っていたのも発見する。これで多少見やすくなったと思う。一部、HTML書類の名前を変更したので(作品集・作り方)、途中のページをブックマークしている人は登録し直す必要があるかも知れない。
英語のメール来信。多分アメリカからだろう。昨年も連休中にアメリカからメールがあった。日本の連休と何か関係があるのだろうか?カタコトの英語で返信する。相手には「ありがとう、四つの貴方のいい手紙。貴方のいい手紙は打ち出す、同じよい照合、作る為の家頁四つの合衆国。」と伝わっているハズだ。
来館者5542名
5.14
(金)
久々の日記である。「この間何をしていたか」というと通常の仕事以外では、仲間の前で作文を朗読していたり、定期検査でバリウムを呑んだり下剤を呑んだりしていた。
作文の朗読は可成りキツイ出来事で、この世で恥ずかしい事のベスト5にランクされるくらいの事だ。自分の書いた文章を人前で朗読するのは勘弁してほしい。この後遺症で暫く日記が書けなかった。
バリウムを呑んだ日は下剤も呑むので、普段は食べない生卵飯を食べ、冷たい瓶入り牛乳をスーパーマン呑みをする。これらは好きな食べ物なのだが、すぐに下痢をするので普段は食べないようにしているものだ。バリウムの日はこれらを食べられる楽しみがある。検査の結果は今日出て、「別に問題はないでしょう」との事だった。めでたし、めでたし。
来館者5613名
5.17
(月)
つまみかんざし教室開講。簪・髪留め・ブローチ等を作る。生徒さんが少なかったせいもあり、比較的早めに終了する。道具のピンセットが足らず、苦労する。
長者番付が発表されたり、和歌山の裁判があったり、イスラエルの首相選挙があったり(本当はこれが一番気にかかるのだが)しているが、今日気になったニュースは、自民・自由・公明の賛成で「通信傍受法案」が成立しようとしている。組織犯罪を対象に、電話(携帯・PHSを含む)・FAX・電子メール等の電話回線を利用した通信を、裁判所の許可の下傍受しようとするものだ。アメリカ等では成果をあげているらしいが、日本もアメリカ並みの治安になったようだ。憲法問題にも抵触するし、警察の暴走に歯止めをかける部分も不明確だ。絶対反対ではないが、充分な論議をして貰いたい。
来館者5636名
5.21
(金)
気温のせいか、体調のせいか、今日は異常に疲れた。宿題を貰ってきたのだが全くやる気がしない。明日にでも取り掛かろう。昨晩、爽やかなメールを貰う。この返信も明日以降にしよう。クタクタだ。
来館者5691名
5.23
(日)
先日、7月の作品展(販売会)が正式に決まった。7月7日〜12日、松屋銀座にて「グループ生き粋・17人、素敵な工藝展」と決まった。お時間のある方は、ご来場あれ。
SCSIコネクターやら、キーボード・カバーやらを買いに行く。キーボード・カバーは使っていた物が破れてしまい新調する。新しくするとキーボードが明るく見えて気分が良い。今使っているキーボードは標準ではなくなったので、いづれカバーも手に入らなくなるのかなぁ。使い勝手が良いので、この小さいキーボードはずっと使いたいのだが...。
来館者5704名
5.25
(火)
愛知県の中学生4名が見学に来る。修学旅行での見学希望があまりにも多いので、以前から来ている中学だけにして貰っている。現に今日も申込みの電話がかかってきた。博物館の見学だけなら構わないのだが、大抵は仕事場にあがり質問と見学を希望している(準備を含め、半日は仕事にならないのだ)。比較的時間に余裕のあるこの時期でも、月に2校が限度だろう。申し訳ないが、秋の見学希望は全てお断りしている。
先日「パソコン事典」を買う。最新版らしく、「FORTRAN」から「ドリームキャスト」やら「ギャルゲー」「CdmaOne」まで載っている。五十音とアルファベット項目があり、「あ」の最初は「アーカイバ」で「A」の最初は「A 判」だった。(「A0版」の面積が1平方メートル、だと知る)因みに「B」の最初は「B言語」で「B 判」は二番目だ。(「B0版」の面積が1.5平方メートルだと知る)しかし、パソコンとは直接に関係の無い事柄が多いなぁ。ところで「判」なのか?「版」なのか?
平成版・ミニ国家総動員法とミニ治安維持法が成立しようとしている(片方は成立した)。景気の状況を含め、何やら嫌な気配になってきた。右翼が台頭し、某国と武力衝突したら歴史の再現になってしまう。昔、石炭全盛の時代、炭坑ではカナリアを飼っていたそうだ。カナリアは空気の変化に敏感で、空気の奇麗な時は鳴き続けている。しかし、粉塵やガスで空気が汚れるとピタリと鳴き止んでしまうらしい。カナリアが鳴いている時、鉱夫は安心して炭坑へ入っていったそうだ。今の世の中、まだかろうじてカナリアは鳴いているようだが..。世紀末の不安心理からくる思い過ごしならよいのだが..。
来館者5723名
5.30
(日)
昨日はつまみかんざし教室。参加者16名全員が簪を作った。優秀な生徒さんが多かった。今年の教室も残りわずか。
来館者5771名
5.31
(月)
アッという間に5月も終わってしまった。連休があったので今月は短く感じる。来月は何かと忙しいのに、銀座の作品展の準備は進んでいない。段々と焦って来たぞ。
来館者5782名
6.1
(火)
聞いてみないと分からない事が多く、大阪の吉本興業と松竹芸能の所属芸人は今でも共演しないそうだ。東京のテレビでも事情は同じらしい。ふぅぅん、知らなかった。
来館者5792名
6.5
(土)
ジャズピアノのコンサートへ行く。10名のピアニストがソロやトリオや連弾で代わる代わる演奏する。若手から80才のベテランまでそれぞれの演奏で、日本の童謡からスタンダードまで題名の直ぐに分かる曲目ばかりだった。テクニックを魅せる演奏・曲を聴かせる演奏・アドリブ重視の演奏・等々手法は様々だ。スタンダードを知っている人ならとても楽しめるコンサートだった。演劇と違いジャズコンサートは男性客が多い。半分以上は男性だろう。逆に言うと、昔に比べて女性客がとても多くなった。かなり昔の話しだが、有名アーチストのコンサートでも、2割程度しか女性はいなかった。今はほぼ半々かな?冠付きコンサートの影響もあるだろうが、ジャズも大変に健康的な雰囲気になったものだ。
Macがクラッシュしていた知人からメール来信。復活したようだ。めでたし、めでたし。先日、過去に教室に参加した生徒さんからアンケートの回答があった。「2度目に生まれ変わったら、簪職人になりたい」そうだ(1度目は文楽の人形師が希望らしい)。それまでにこの職業が絶えてしまわないようにしなければならない。
来館者5821名
6.10
(木)
「夏風邪は馬鹿がひく」らしいが、どうもそれのようだ。昨日は扁桃腺が腫れ上がり熱が出て、ほとんど仕事にならず寝ていた。医者で抗生物質を貰い、夜には大分回復した。昼間は喉が痛くて、水も飲めない状態だった。薬を飲み、昨日一日ほとんど寝ていたので今日はほぼ全快だ。薬はまだ飲んでいるが健康体に近い状態だろう。
来館者5874名
6.11
(火)
時効は、なんとかならん物か。殺人だろうとどんな凶悪犯罪だろうが、最高15年から軽い犯罪なら1年間逃げおおせれば刑法的には無罪放免になる。時効は犯罪が発覚した時からでなく発生した時点から計算される。犯罪そのものを隠しておけば後で判っても手が出せない。「15年も逃亡生活をさせるのは人権的に問題がある」「長期の逃亡生活は懲役刑に匹敵する」等、擁護する者があり、「加害者の更正が法の主旨だ」とも云っている、被害者の権利は無視されている。逃亡生活が苦しいのなら、自首すればよい。被害者への謝罪の無い者に更正など出来ない。軽犯罪以外は時効を50年以上にし、殺人等の重犯罪や、税金等の公にかかわる犯罪は時効をなくすべきだ。また、「更正が目的」なら再犯にはもっと厳しくあたるべきだ。アメリカの「スリー・ノックアウト法」のように3度目の犯罪の場合は、過去の刑罰が無駄だったと認識し、過去の刑罰を重複して再び科すべきだろう。最初の犯罪から更正のやり直しだ。ついでに云うなら、精神鑑定にも問題がある。大量殺人をしても当時の精神状態に異常があった、なら病院での治療になってしまう。数年後退院して終わり、だ。こやつが再び犯罪を犯しても又病院へ行くだけだ。再犯を犯した場合は、前回精神鑑定を主張した弁護士と治療にあたった担当医の責任も問うべきだろう。長々と書いたが、某長銀のバブル時の経営責任者と、事の次第を知っていたであろう当時の大蔵省の担当者には時効が壁になっている。せめて犯罪が発覚し、犯人が特定された時点から時効を計算したらどうか。
来館者5878名
6.15
(火)
東京は梅雨入りと共に夏になり、明日は真夏日になるらしい。我が家では朝顔まで咲いてしまった。今まで、朝顔市の前に咲いた事などなかったのに...。暑いと生産性が落ちてしまい(気力が失せる為)、松屋展を前に註文が溜まっているのに困ったものだ。
ホームページの来館者が今月中にも6000名に届きそうな勢いだ。ギリギリ来月かな?
来館者5903名
6.21
(月)
つまみかんざし教室開講。真面目な生徒さんばかりで、早めに終了する。
先週、「材料を購入したいのだが..」という問い合わせのメール来信。分かることをお答えする。松屋展にも来場されるようだ。
最近、近所に薬局と本屋が増えた。本屋は赤地に白抜きで「本」とかかれた看板が目につく。多少フォントの違いとか、細かなデザインの違いはあるのだが、基本的なデザインは同じだ。初めは全てチェーン店だと思っていたが違うらしい。大手の本屋より、小さな本屋にこの看板が多い。流行なのか、組合の申し合わせなのか、看板やの趣味なのか、流通元のサービスなのか?分かり易いが、あまり趣味の良い看板ではない。本屋で「本」なら、銀行は「金」で魚屋は「魚」、パチンコ屋は「玉」風俗店は「風」か「女」の看板が街にあふれるのか?
来館者5953名
6.25
(金)
初物の枝豆を食す。まだチョットだけ早かったようで、少々かためだった。朝顔が咲き、近所の山梔子の薫りがする。この近所さんは、冬は沈丁花・秋は木犀と四季折々の薫りをきかせてくれる。
来館者5991名
6.26
(土)
今年最後(自分主催)のつまみかんざし教室開講。人数が少なかったので早く終了する。呑み込みの悪い生徒さんもあったが、穏やかに終了する。あとは、夏休みに江戸東京博物館主催の教室を残すのみとなる。
来館者が6000名を突破する。予想より早い達成である。ご来館の皆様ありがとうございます。
来館者6001名
6.28
(月)
一泊の箱根旅行に行ってきた。あいにくの豪雨でアジサイ等の見学は出来なかった。同業者等の集まりで例年この時期に出掛けるのだが、いつも箱根・伊豆・鬼怒川等の近郊になる。昔ながらの団体旅行で、電車でビールを呑み、午后の早い時間に宿に着くとTVで競馬中継等を観て休息し温泉に入る。風呂からあがるとビールを呑み、宴会まで時間を潰す。宴会はコンパニオンが入り盛り上がり、普通は二次会へなだれ込むのだが今回は無し。部屋で呑み直し、ラーメン喰って温泉入り寝る。目覚めたら朝風呂に入り、朝食でビールを呑み、コーヒー飲んでひと休み。帰りの電車で最後のビールを呑む。新宿で解散後更に呑みに行った人もあるようだ。天気に恵まれず、酒を呑みに行ったようなものだ。残念ながら私は下戸なので、この間ずーとウーロン茶でお付き合いをする。旅行中、酒と親父ギャグのオンパレードだった。今回のメンバーは、ギャンブルを楽しめる大人の心得と無邪気さを持った人ばかりなので、宴会といっても下ネタでの乱痴気騒ぎにはならず、百円玉を握ったジャンケン・ゲームを真剣に楽しめる人々である。こうした昔ながらの団体旅行が出来る環境は、私の廻りでは少なくなったので大切にしたい時間である。早めの帰宅後、松屋展の準備を少しする。
関西落語の古典に「はてなの茶碗」という演目がある。長く途絶えていた噺だが、米朝が掘り起こした名作である。この「はてなの茶碗」の出だしの場面設定で、清水寺の「音羽の滝」の脇の茶屋が登場する。ここが豪雨の被害にあったらしい。新聞報道と上空からの写真だけなので詳しい事は分からないが、どうもここの茶屋のようだ。犠牲者の早期回復を祈る。
来館者6014名
6.30
(水)
今日で6月も終わり。いよいよ、「1999年、7の月」へ突入する。
来館者6032名

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