春眠......。
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4.1 |
「春雷やビリリビリリと真夜の玻璃」(作者は失念したが、小中学校の頃暗記させられた俳句の一つ) 東京では夜になると雷雨にたった。久々の本格的な雨だったと思う(ガラスを震わす程の雷では無かったが...)。雷は夏の季語だが、それが春先にあるのが珍しく「春雷」という春の季語が作られたそうだ。気象予報士によると、季節の変わり目は大気が不安定なので春雷に限らず季節の変わり目の雷はそんなに珍しい事では無いようだ。ともかく、この雨は芽吹き始めた花々には恵の雨となるだろう。 来館者211,662名 |
4.2 |
「咲き満ちてこぼるる花もなかりけり」(虚子) 東京の桜はほぼ満開。北風の強い日だったが、今日の状態ではまだ散らないだろう。明日から気温が上がるようなので、明日が正に見頃となるだろう。週末が花見日和になり明日の夜からは名所は大変だろう。せっかくの日曜の天気が悪そうなのがチョット残念。 来館者211,712名 |
4.3 |
「母つれて花見の喧嘩避けにけり」(蛇錫) 喧嘩は無かったが、花見は賑わっていた。まさに見頃。 来館者211,749名 |
4.4 |
つまみかんざし教室開講。今回の教室からは、一度参加された方のステップアップ・バージョンとなる。初心者よりは少々凝った内容となる。遠く、兵庫県や静岡県からの参加者もあり、皆さん熱心に取り組んでおられた。皆さん優秀だ。 「咲きみちてさゆらぎもなき桜かな」(放也) 来館者211,785名 |
4.10 |
昨日の9日は満月だったそうだ。東京では満開は過ぎたが、もう少し北の地域では桜の満開が続いているだろう。「花見で一杯」「月見で一杯」が同時に体験出来る日だった。花札で云う「両呑み」が体験出来る珍しい日だったようだ。 近所では桜も花と葉が同じくらいになったが、地面が花びらでピンクに染まっている。初夏の陽射しの中、人の少なくなった公園でピンクの地面に桜と新緑が混ざった木漏れ日を浴びていると、満開の花見とは違った清々しさを味わえてとても贅沢な時間を過ごしている気がする。 「高きより散りくる花や貴船みち」(王城) 来館者211,013名 |
4.12 |
「石楠花や奥の院へは此の鎖」(南蠻寺) 鉢植えの石楠花が満開となる。我が家の石楠花は蕾の時は赤に近い濃いピンクをしているのだが、それが開くと淡いピンクとなり、数日すると白くなってゆく。刻々と色が変化する。また石楠花とは別に、何鉢かある牡丹の1つが最近の暖かさで咲いてしまった。季語としては夏なのだが、立夏(5月5日)までには全部咲いてしまいそうだ。先ずはピンクが咲いた。この後、白・赤と続きそうな勢いだ。牡丹の句はまた後日。 暑い陽射しが続いたので、いよいよ陽射し避けの朝顔とヘチマの種を買いに行く。朝顔は近所でも売っているのだが、最近はヘチマの種はデパートまで行かないと見つからない。プランターでの家庭菜園は人気で、各種野菜の種は沢山あるのに、昔ながらのヘチマは人気が無いらしい。棚を作る庭が少なくなったせいだろうか。我が家ではベランダから屋上へ凧糸を張り、そこへヘチマをはわせる予定。デパートではヘチマとゴーヤで迷ったが多少慣れているし、プランターではヘチマの方が良く伸びそうなのでこちらに決定。瓢箪でも良かったのだが、瓢箪の種は見つからなかった。これも最近は見かけなくなった。種を蒔くのはもう少し先にしよう。因みに「朝顔蒔く」という春の季語もあるようだ。 来館者212,114名 |
4.16 |
「白牡丹といふといへども紅ほのか」(虚子) ここのところの暖かさで、ついに牡丹が満開となった。夏の季語なので「季ぃが違う」という事なのだが仕方がない。満開になるとさすがに迫力がある。花の王様と呼ばれるのもよくわかる。 来館者212,312名 |
4.18 |
「花供養雨やどりして待ちにけり」(泊月) 京都鞍馬寺ではこの時期花供養が行われるそうだ。牛若丸もやっていたのだろうか? つまみかんざし教室開講。山梨県からの参加者もあり、皆さん熱心だった。終了してからも質問など多数あり、その熱心さが伝わる。皆さん優秀な生徒さんばかり。 来館者212,419名 |
4.26 |
ゴールデンウィークになったらしい。今年は29日から催しが入ったので休みは無し。東京・赤坂のホテルでの催しだが、29日から5月4日まで続く。入場料(\900-)のかかる有料催しなので「皆さんお越し下さい」とは言いづらいが、時間とお金に余裕のある方は是非どうぞ。 クレマチスが咲き出した。今年は春の花が早めに咲き出しているようだ。いつもゴールデンウィーク過ぎてから本格的に咲くのだが、今年は連休中に咲き終わりそうな勢いだ。因みにこちらも初夏の季語だ。 「窓開く鉄線の花咲きわたり」(青邨) 来館者212,755名 |
4.28 |
「酒の燗する火色なきつつじかな」(泊雲) 地元新宿区は、江戸時代幕府の鉄砲隊などの下級武士が沢山住んでいた。この武士達が好んで栽培していたのがツツジだそうだ。新宿区では「区の花」としている。そんな関係で近所にはツツジが溢れている。丁度満開の時期で、住宅やビルの植え込み、街路樹など赤・白・ピンクの花盛りだ。駒込駅のツツジも有名だが、この時期はこのあたりもツツジ色に染まっている。 明日から赤坂のホテルでの催しが始まる。今日はその飾り付け。主催者の飾り付け指定時間が午前中だったので、昼迄に終了した。かなり大きな会場の中なので、探すのにチョット苦労するかもしれない。催しは4日まで続く。 来館者212,858名 |
4.30 |
「生えずともよき朝顔蒔きにけり」(虚子) 明日朝顔を蒔く予定。明日の事を今載せるのは「朝顔蒔く」が春の季語で、一応5月からは夏に分類されるので、ギリギリ春の最終日に載せてしまった。立夏(5月5日)までは春でも良さそうだが、月別では来月からは夏に分類される。さすがに夏というには早い気がするが、そうゆうものなのだろう。 来館者212,968名 |
5.1 |
「山荘の五月(ごがつ)の暖炉焚かれけり」(越央子) 東京は夏日手前の暖かさ。7月頃の気温だそうだ。昨日の予定通り、朝顔とヘチマの種を蒔く。この暖かさなら1〜2週間で芽吹くだろう。 ある方から沢山の山菜を戴く。タラの芽・山グルミ・ウコギ・三つ葉・ウド等初めて食するものもある。大皿いっぱいのタラの芽の天ぷらなんて初めての経験だ。美味しく戴いた、ごちそうさま。 赤坂での催しが続いている。初参加なのだが、催しは6年目らしい。ご常連さんが多いようで、連日大勢の方がお越しになっている。「かんざし目当てで来た」という方もあり、ありがたいかぎり。 来館者212,995名 |
5.4 |
赤坂のホテルでの催し終了。初めての参加だったが、催しは今年で6年目だったようだ。パッチワークを趣味とされる方などが多数来場し、大変な賑わいだった。わざわざ簪目当てに入場料を払ってまでお越し戴いた方まであり、本当にありがとうございました。 クレマチスが満開となり、今度は芍薬が花開いてきた。牡丹とはまた違った風合いで、可憐な感じがする。 因みに、赤坂のホテルには石楠花が綺麗に咲いていた。 「芍薬の花にふれたるかたさかな」(虚子) 来館者213,169名 |
5.5 |
「我入れば暫し菖蒲湯あふれやまず」(虚子) 5月5日、端午の節句。柏餅を食べ菖蒲湯に入る。鯉のぼり・武者人形の類はなし。今年は立夏も重なり、今日から暦上夏となる。夏初日は久々の雨。乾燥していた空気も湿ってきて、連休終盤の帰国ラッシュの時期には良いお湿りではないか。ウィルスは乾燥していると繁殖し易いので、この時期雨が降るのは天の恵みかもしれない。 連休中、昨日まで催しに出ていたので本日はその後片づけをする。3時頃までに終了しあとは休み。ついでに明日も休みにする。 来館者213,208名 |
5.9 |
つまみかんざし教室開講。前回との間に連休が入ったので何だか久々の教室だったような気がする。前回より少し多目の人数だったが、皆さん熱心に取り組んでいた。皆さん優秀だ。 昨日までの雨はあがり、クッキリとお日さまが顔をだした。久々の夏日となる。「小春日より」は秋の事だし「五月晴れ」は梅雨の晴れ間の事らしいので表現しづらいが、とにかく良い天気。神田祭りも始まったようだ。 「家を出て手をひかれたる祭かな」(草田男) 来館者213,405名 |
5.24 |
つまみかんざし教室開講。今年最後の教室となった。人数は少なめだが、長野県からの参加者もあり皆さん熱心に取り組んでいた。新型インフルエンザ騒ぎの中、皆さん良くお集まり戴きましてありがとうございます。次回の教室は来年の2月頃の予定です。 山梔子(くちなし)の花が咲いた。白い花で甘い香りを漂わせている。香りのある花は楽しみも増える。 「今朝咲きし山梔子の又白きこと」(立子) 来館者214,067名 |
5.31 |
皐月も終わる。ここ数日は梅雨入りのような天気が続いたが、予報では明日からはまた晴れて夏日が復活するようだ。この週末は運動会の予定も多かったようだが、今日の日曜日は何とか決行できただろう。天気の良い日にさせてあげたかったが。 五月闇(さつきやみ)とは、五月雨(梅雨)の頃の暗さの事らしい。 「道曲るはここらあたりや五月闇」(軒石) 来館者214,378名 |
6.1 |
「電車待つ垣根の薔薇今朝は雨」(素十) 早朝まで雨は降り続いていたが午前にはあがり、午後に再び一時雨。近所ではバラが咲いている。バラは種類も多いし香りも良い。 明後日から名古屋の催しが始まる。明日はその飾り付けの為、名古屋へ出掛ける。従って明日からメール等の返事が出来ない。帰京する8日までは返信・応答が出来ません。催しは8日まで続く。 来館者214,402名 |
6.8 |
名古屋より帰京。名古屋三越での催しにお越し戴いた皆さまありがとうございました。急な決定だったので案内状を出しておらず、ご存じ無かった方も多かったと思われるがそれでもお越し戴いた方には感謝です。次回あるかどうか判りませんが、また秋には個展を開催致します。 帰京すると百合が咲いていた。名古屋は暑かったので夏になった気分だ。 「山百合に雹を降らすは天狗かな」(水巴) 来館者214,725名 |
6.14 |
先月とは別の山梔子(くちなし)の花が咲いた。今回の方が花も大きく香りもハッキリしている。油絵のようなクッキリとした白さだ。日本全国梅雨入りし、紫陽花も盛りとなってきた。我が家でも赤・紫・青と様々な色で咲いている。鉢植えばかりだが、それぞれ土質が違うせいだろう鉢ごとに色が違う。紫陽花を俳句では「額の花」と呼ぶ事もあるようだ。 「夏の日を淡しと思ふ額の原」(泊月) 来館者214,981名 |
6.30 |
ヒナゲシの花が咲く。貰った種を蒔いたものだが、鉢植えなので小さな花だ。 「相ゆれてひなげしの花二つかな」(一草) 来館者215,632名 |
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