日本の歌


12月 みかん


みかん



橘は実さへ花さへその葉さへ 枝に霜降れどいや常葉の木
             万葉集 6巻ー1009 聖武天皇

(大意)橘は、実や花やその葉も素晴らしいものだが、枝に霜が降っても、ますます栄る常葉の木であるよ

 「聖武天皇」第45代天皇(奈良時代)。天然痘や反乱で世の中が乱れる時代、
仏教で国を安定させようと、国分寺・国分尼寺や東大寺・大仏(盧舎那仏)を建立した。

 一説によるとこの歌は、皇后・光明子(こうみょうし)の異父兄であり
当時の宰相「橘諸兄(たちばなのもろえ・墾田永年私財法を発案したとされる)」を賛美する歌だとされる。

 橘は柑橘系の植物とされ、具体的な固有種は限定されていない。
日本書紀にも登場し柑橘類は古くから存在したようだが、現在の「ミカン」に近いものは
室町時代に栽培が盛んになり、各地の特産品となった。
俳句では「蜜柑」は10月の季語だが、現在では「こたつとミカン」のイメージが強く、12月にした。




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