カオスな日々53

(2010.1.1〜3.31)

今年も宜しくお願いします。

2月へ
3月へ

2010年
1.2
(土)
 新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
正月早々、ホテルでの催しで実演と販売をしている。もう何年続いているのだろう? 毎年正月の恒例行事となった。明日からは、横浜そごうでの催しも加わる。どちらも宜しくお願いします。
 今年は良い年となりますように。
 「一月や去年の日記なほ机辺」(虚子)
 来館者225,051名
1.3
(日)
 ホテル・ニューオータニの催し終了。毎年恒例の三が日の行事となり、毎年楽しみにして下さる方もありありがたい。ありがとうございました。後は、現在進行中の横浜の催しと、7日からの新宿の催しを残すのみとなった。
 「日と月と並びかかりぬ初御空」(よしの)
 来館者225,086名
1.7
(木)
 横浜での催し終了。昨年までは催事場だったのだが、今年からは一般の売場の一部での催しに変わったので状況がだいぶ変わった。それでもお越し戴いた皆様、ありがとうございました。
 本日からは新宿高島屋での催しも始まった。こちらは「東京都伝統工芸品展」なので、東京の伝統工芸品が一堂に集まっている。12日まで続く。
 「摘みゆけど春の七草摘はざる」(秀好)
 来館者225,344名
1.8
(金)
 関東では七日までが「松の内」八日に門松を片づける。関西では十五日だそうだ。門松を片づけるのを「松納め」と呼ぶらしい。新年の飾りの全てを取り除くのは「飾納め」といい、別もののようだ。まぁ、我が家では、鏡餅は十一日、その他の正月飾りも十五日には片づけてしまう。十六日からは全く平常に戻るわけだ。そんな経験から、何となく十五日までは少々正月気分が残っている。
 東京の松の内も過ぎると、コンビニでは「恵方巻き」の宣伝が前面に出ていた。ハッキリ言って、東京ではここ十年くらいの行事だろう。東京育ちの年寄りには全く馴染みの無い行事だが、ここ数年我が家でも節分には太巻きを食べるようになった。宣伝効果恐るべし。
 「松とりて再び冬の巷かな」(清風)
 来館者225,409名
1.12
(火)
 新宿高島屋での催し「東京都伝統工芸品展」終了。新宿の近くのデパートでは毎年恒例の「駅弁大会」をしていて、こちらは毎回テレビ取材が入り賑わっていたようだ。そんな中、ご来場戴いた皆様どうもありがとうございます。
 これで、元日(準備を入れると年末)から続いた催しも終わった。これからは、年越しになっている「昨年からの注文品」と「今年に入った注文品」の作成と「今年の七五三の新作作り」をしつつ、「つまみかんざし教室」を開き、自営業者の大仕事「確定申告の為の帳簿整理」をしなければならない。
 「へっつひは土間の王たり鏡餅」(白魚)
 来館者225,634名
1.15
(金)
 7日は「七草粥」・11日は鏡開きで「汁粉」とういうのが関東の風習だが、15日には「小豆粥」という習慣もあるらしい。「十五日粥」とも云い、あずきの粥に餅をいれて食べるそうだ。関西の習慣だろうか? 十五日といえば「小正月」で、この日まではお正月行事が続いていたし、数年前までは成人の日だった。今はもう普通の日になってしまった。
 「明日死ぬる命めでたし小豆粥」(虚子)
 来館者225,796名
1.16
(土)
 今日は藪入り。昔は数少ない休みの日だったり、親元へ帰る日だった。今の時代全く意味をなさない日になっている。
 「やぶ入りや琴かき鳴らす親の前」(太祇)
 来館者225,830名
1.25
(月)
 近所の公園の紅梅が満開に近い。その近くには白梅も咲いている。香りが少ないのが残念だが、確実に春が近づいているようだ。
 江部木様ありがとうございます。切手シートが当選しました。(俳句に特別な意図はありません)
 「老いたりなへなへな歌の賀状なり」(耐雪)
 来館者226,372名
1.27
(水)
 つまみかんざし教室が定員になったので、今年の募集は終了する。定員にはなったが、まだ3月分で10名位は案内が可能な状態だ。一応締め切ったので、今年は1回だけ(3月中旬以降)の案内になるだろうが、それでも良ければまだまだ申し込んで戴きたい。来年の分に関しては随時受付中です。
 尚、3月中旬には横浜のシルク博物館でも「つまみかんざし講習会」を開く予定。毎年の恒例行事となりつつあるが、この横浜に関しては全て先方が仕切っているので応募状況などは分からない。例年の感じだと、2月中は空きがある事だろう。
 「立寄りて北野の梅は早かりし」(いはほ)
 来館者226,507名
1.31
(日)
 睦月も終わり、早くも如月になってしまう。ご注文をお待たせしている皆さま、申し訳ございません。頑張って作っていますので、もう少々お待ち下さい。
 「とかくして散る日になりぬ冬のうめ」(蕪村)
 来館者226,716名
2.1
(月)
 2月の朔日、東京では雨が降り出したが夜には雪になる。例年、1月より2月の方が積雪が多い気がするが、今年も同じなのだろう。
 「いざゆかん雪見にころぶ所まで」(芭蕉)
 来館者226,768名
2.6
(土)
 立春後の寒さを余寒(よかん)と云うそうだが、今週はこの冬一番の寒さが続いている。北風も強い。立春も過ぎたので南風が吹けば「春一番」になるのだが、そんな気配は暫くなさそうだ。
 仕事では梅と、季節はずれの菊の花が完成。昨年の夏と秋からの注文がやっと出来上がった。ご注文主さん、長らくお待たせして申し訳ありません。
 「情なふ蛤乾く余寒かな」(太祇)
 来館者227,113名
2.13
(土)
 今年初めての「つまみかんざし教室」開講。例年の事だが、その年最初の教室はなかなか勘が取り戻せず進行に苦労する。だから予定よりチョット時間がかかってしまった。でも雪模様のなか集まった生徒さんは皆熱心に取り組んでいた。
 「残雪やごうごうと吹く松の風」(鬼城)
 来館者227,669名
2.14
(日)
 本日、バレンタインであり旧暦の元日。あけましておめでとうございます。
 オリンピックが始まった。多くの人(マスコミ?)の関心は、スケートなら男女のフィギア・女子スピード・ショートトラック、スキーならジャンプ・女子モーグル・ノルディック複合、その他では女子カーリングとかスノーボード男子ハーフパイプ(これは開会式直前に関心が高まったようだ)・アイスホッケー、なのだろう。メダルを期待される競技に関心が高まるのは最もな事だ。
 私的にはスキーの距離競技とかバイアスロン・アルペン、ボブスレー・リュージュ・スケルトンなどのソリ競技等、普段あまり放送されない競技が楽しくてしょうがない。オリンピック前にこれらを放送していたが、ついつい見入ってしまう。オリンピック・イヤーしかあまり放送される機会のない競技だが、観ていると目が離せなくなってしまう。毎年少しでも放送して欲しいものだ。
 昨年話題になった「事業仕分け」で「マイナーでメダルの可能性の低い競技に金をつぎ込むのはどうなのか?」と云っていたが、スーパーコンピュータ開発に「1番にこだわる必要はあるのか?2番じゃ駄目なのか?」とも云っていた。マイナーと云われる競技をしっかり観てご覧なさい。とっても楽しいから。変に日本人に過剰な期待をしないからスポーツ観戦の醍醐味を味わえるよ。
 オリンピックついでにもう1つ云わせて貰うと、「民放のアナウンサーがうるさい。」自分が盛り上げている、とでも思っているのだろうか? テレビ観戦の邪魔以外なにものでもない。
 「草の戸や旧正月の子持客」(長船)
 来館者227,701名
2.20
(土)
 つまみかんざし教室開講。今年2回目の教室で、参加人数も多かった。遠く、沼津や京都からわざわざお越し戴いた方まであり、皆さん熱心に作っていた。手先の器用な方が多く、上手に作っていた。
 久々に晴天になり、少し春めいてきた。近所の梅もそろそろ仕舞いになりそうだ。
 「近づけば紅梅の色あせてあり」(富久子)
 来館者228,036名
2.28
(日)
 近所に地域センターが完成し、その完成記念にかんざしの実演をした。区役所の出張所も兼ねるセンターで、地域コミュニティーの場所なので販売などの営利行為はできず、ボランティアである。ボランティアといっても自ら申し出たわけではなく、まぁ頼まれたわけだ。新しい建物なので中はとても綺麗。
 「薄氷(うすらひ)の草を離るる汀かな」(虚子)
 来館者228,578名
3.1
(月)
 明後日から鹿児島・霧島市で市松人形とのコラボ展が始まる。明日はその飾り付けに行く。明日飾り付けをし、初日と2日目の昼頃までは会場に居る予定。催しは17日まで続く。
 「桃柳くばりあるくや女の子」(羽紅)
 来館者228,667名
3.4
(木)
 鹿児島より帰京。2日に飾り付けをし、初日と2日目の本日は半日だけの短い滞在。告知をご覧になり、遠くからお越し戴いた方もあり、ありがたい限りだ。鹿児島での展示販売は17日(水)まで続く。
 「手のひらにかざって見るや市の雛」(一茶)
 来館者228,906名
3.13
(土)
 つまみかんざし教室開講。今回も遠く名古屋から参加された方もあり、皆さん熱心に取り組んでいらした。予定より少しだけ早めに終わり、皆さんとても上手に作っておられた。
 沈丁花が咲き出した。春の薫りが漂い出した。
 「沈丁の咲きはじめたる白さかな」(立子)
 来館者229,522名
3.14
(日)
 年に一度の横浜でのつまみかんざし教室開講。二日続けて教室を開いたのは初めてだった。こちらは横浜シルク博物館主催の教室で、毎年この時期に開催される。質問なども多く、皆さん熱心に取り組んでおられた。
 「水取りや提灯を借る東大寺」(虚明)
 来館者229,575名
3.29
(月)
 27日(土)につまみかんざし教室開講。初心者向け教室は今回が今年最後だった。今回は今年最も多い20名の参加があった。人数が多いと時間がかかるものだが、皆さん熱心だったのでほぼ予定時間に終了できた。皆さん優秀な方たちだ。
 金曜土曜と忙しく、おかげで日曜日は何もする気力が無くなってしまった。こんなに疲れたのは久しぶりだ。おかげで日記も書けなかった。あまりに身体が重いので、夜久々にマッサージにかかる。だいぶ身体が軽くなった。
 東京では先週に桜が開花したのだが、開花翌日から「寒のもどり」か「花冷え」か、1〜2月の気候に逆戻りした。今日などは「みぞれ」まで降ったらしい。桜は長持ちしているのだが、一部蕾ごと散っていた。チョット寒すぎるようだ。
 「地階の灯春の雪ふる樹のもとに」(汀女)
 来館者230,302名
3.31
(水)
 3月も最終日。ここ1週間ほど冬のような日が続いたが、やっと春らしくなってきた。桜はバラバラで、満開に近いところもあれば、まだまだ5分咲きのところもある。今週末が見頃のようだ。
 4月からテレビで「水戸黄門」がまた始まるそうだ。今シリーズから色々な部分が少々変わったそうで、タイトルバックの映像も毎回放送内容に合わせて変わるらしい。4月12日放送分は江戸が舞台らしく、「つまみかんざし」をタイトルバックに使っている。1月だか2月に、制作の方が「かんざし」を借りにみえた。プレスリリースが済むまで秘密だったので、日記には書けなかったが昨日お許しが出た。どんな感じで写っているのか分からないが、放送をチェックしてみよう。
 「さまざまの事おもひ出す桜かな」(芭蕉)
 来館者230,382名

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