つまむ




つまむ 細かく裁断された羽二重をピンセットを使い折りたたみます。予め板の上に糊をのばしておき、その上に折りたたんだ羽二重を並べて行きます。この工程を「つまみ」と呼びます。折り方は、丸く柔らかな感じに折る「丸つまみ」と、力強くシャープな感じの「角つまみ」の2種類だけしかありません。全ての簪はこの2種類の「つまみ」の手法によって作られています。昔、熟練した職人は一日に1万枚のつまみをした(つまむだけ)と聞いています。現在でも、一日に2000枚位のつまみをして、「ふいて」(形を作って)います。
(「角つまみ」は「剣つまみ」と呼ばれる事もあります。)


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